鉄筋工事の事故事例と事故を起こさないための安全対策について解説します
「鉄筋工の仕事は安全?」
「鉄筋工事の事故はどんなものがある?」
「事故を起こさないためにどんな対策がされている?」
鉄筋工事だけでなく、工事現場では危険が伴うため、事故が起こってしまう可能性はゼロではありません。
▼今回の記事でわかること
- 鉄筋工事における主な事故の種類
- 事故が発生する要因
- 事故の具体例
- 事故対策と予防
鉄筋工事における事故の種類や原因を解説し、効果的な安全対策や現場管理のポイントをご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
鉄筋工事の事故の実態とその原因
鉄筋工事における事故の実態とその原因について解説します。

鉄筋工事における主な事故の種類
鉄筋工事において発生する主な事故の種類には、以下のようなものがあります。
- 高所作業中の墜落事故
高所での作業中に足場から転落する事故が多く見られます。
鉄筋工事では、高い場所での作業が頻繁に行われるため、特に注意が必要です。 - 重機との接触事故
現場ではクレーンやフォークリフトなどの重機が使用されることが多く、これらとの接触により発生する事故もあります。
重機の操作ミスや視界不良が主な原因です。 - 切断や圧迫による事故
鉄筋を切断する際の作業や、重い鉄筋が倒れたり落下したりすることで、作業員が怪我をする事故も少なくありません。
事故が発生する主要な原因とは?
鉄筋工事で事故が発生する主要な原因は、以下のように分類できます。
- 安全装備の不備
安全ヘルメットやハーネスなどの装備が不十分であることが多くあります。
これにより、事故が発生した際の被害が大きくなります。 - 作業手順の無視
定められた作業手順を無視したり、省略したりすることが原因で事故が発生します。
特に、急いで作業を進める際にこの傾向が強まります。 - 不十分な教育・訓練
作業員に対する安全教育や訓練が不十分であることが、事故の大きな原因です。
特に、新人や経験の浅い作業員に対する教育が不足していると、事故が発生しやすくなります。
鉄筋工事の事故の具体例
実際の事故事例をご紹介します。

事故事例①
- 床板鉄筋配筋中
仮置きした鉄筋に躓き、転倒しそうになった。
- 再発防止策:作業通路や動線を確保して作業をする。資材の整理整頓を随時行う。
事故事例②
- 配筋作業中
当日は強風で揚重も大変だったが、なんとか壁配筋を開始した。
下部の差し筋との結束や転倒防止筋交いをしっかりと行い、ある程度の倒壊対策はしていたが、翌日、5 枚の壁が深夜の強風の影響で全壊していた。
- 再発防止策:転倒防止の筋交いを怠らない。強風で倒れる認識を持つ。
事故事例③
- 配筋作業中
当日は強風で揚重も大変だったが、なんとか壁配筋を開始した。
下部の差し筋との結束や転倒防止筋交いをしっかりと行い、ある程度の倒壊対策はしていたが、翌日、5 枚の壁が深夜の強風の影響で全壊していた。
- 再発防止策:転倒防止の筋交いを怠らない。強風で倒れる認識を持つ。
事故事例④
- 玉掛け・揚重作業中
スラブ上で突然ドーンと轟音がし、振り向くとクレーンの親フック(推定 2t)が型枠スラブに落下した。
クレーンのオペレーターが気を利かして親フックをスラブ上の材料の位置に近づけようとしたのが原因。
- 再発防止策:オペレーターは合図無しに勝手な行動を取らない。
事故事例⑤
- 玉掛け・揚重作業中
2人1組でスラブ材 D10、L7.5m を小運搬しており、耐震壁の差し筋をまたいだ時に、差し筋が作業ズボンの中に入ってしまい、転びそうになるのを踏みとどまったら、後ろのペアの職人がバランスを崩して転倒しそうになった。
- 再発防止策:足元には十分注意する。
国土交通省 資料
鉄筋工事の事故対策と予防方法
続いて、鉄筋工事の事故対策と予防方法について詳しく解説します。

効果的な安全対策の導入方法
- 安全装備の徹底
作業員全員に対して、安全ヘルメット、安全靴、安全ハーネスなどの装備を必ず着用させることが重要です。
これにより、万が一の事故発生時の被害を最小限に抑えることができます。
- 定期的な安全点検
現場の安全点検を定期的に行い、危険箇所を早期に発見し対策を講じることが大切です。
特に、足場の強度や重機の状態をチェックすることが必要です。
- 安全マニュアルの整備
作業手順や安全対策を記載したマニュアルを整備し、作業員全員に配布します。
これにより、全員が同じ基準で作業を行うことができ、事故の発生を防止できます。
作業員の安全教育の重要性
- 新人教育の徹底
新しく入社した作業員に対しては、まず安全教育を徹底的に行います。
作業手順や使用する機材の安全な使い方などを詳細に教えることが必要です。
- 定期的な再教育
経験のある作業員に対しても、定期的に安全教育を行い、最新の安全対策や手順を共有します。
これにより、作業員全員の安全意識を高めることができます。
- 実地訓練の実施
座学だけでなく、実際の現場での訓練も重要です。
実地訓練を通じて、実際の作業環境での安全対策を身につけることができます。
現場管理と安全監視のポイント
- 安全監視員の配置
現場には安全監視員を配置し、作業が安全に行われているかを常に監視します。
監視員は、危険が発生しそうな場合には即座に指示を出し、安全を確保します。
- コミュニケーションの促進
作業員同士や監視員との間で、常にコミュニケーションを取ることが重要です。
これにより、危険な状況が発生した際に迅速に対応できます。
- 定期的なミーティング
現場で定期的に安全に関するミーティングを行い、問題点や改善点を共有します。
これにより、全員が安全意識を持ち、事故の防止に努めることができます。
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このブログを訪れてくださった皆様へ、引き続きのご支援とご指導を心よりお願い申し上げます。
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まとめ
今回の記事では鉄筋工の事故事例と安全対策についてご紹介いたしました。
現場にはさまざまな事故の危険が潜んでいますが、しっかりと安全対策を行うことで未然に防ぐことは可能です。
安全意識をしっかり持つことで事故を起こさないように作業を行うことができます。